​天然藍染

本工房は、化学薬品を一切使わず、植物の藍の葉を発酵させた蒅(すくも)に広葉樹の硬い木の灰を溶かしたお湯(灰汁あく)や石灰、麩(ふすま:小麦の皮殻)など、全て自然のものを混ぜ合わせ、一週間程度かけてかくはんを繰り返しさらに発酵させる昔ながらの技法”天然灰汁発酵建て”で液をつくり染める本藍染を行っております。 (染液をつくることを”建てる”と言います。)

天然藍の素晴らしさは色の美しさだけではありません。藍は多くの効能を持つ薬草として古来より人々の暮らしとともありました。天然藍で染めた生地は、藍が付着することで生地の堅牢度が増し丈夫になるだけではなく、外気温から身を守る日よけ・保温効果、傷の化膿や肌荒れを防ぐ止血・抗菌効果、虫よけや消臭効果など万能な効能があることから、昔の人々の間では野良着やはっぴ、下着や足袋など非常に広く多様な用途で藍染めした衣類を愛用していたようです。昨今では藍から抽出したエキスは、インフルエンザ予防などに役立つ抗ウィルスとしての研究も進められています。​ ​

藍の葉っぱ

​名前の由来について

当店の屋号であるSelvedgework(セルヴィッチワーク)の由来は、旧式の力織機を使用して織られた、生地端にほつれ止めがされたデニム生地・通称赤耳と言われるセルビッチデニムから来ています。セルヴィッチデニムを織る時のように、じっくりと時間と手間をかけて、職人のこだわり抜いた仕事を手掛けることができるよう付けた屋号に、藍への想いを込めて ”i ”をプラスしました。

セルヴィッチワーク(略称SVW)は、環境に負荷をかけないものづくりを目指しています。自然環境にやさしいオーガニックな素材や心地良い天然の風合いを感じられる製品、パターンから縫製まで手作業で仕上げたオリジナルアイテムなど1点1点丁寧に染めています。

乾燥させた藍の葉っぱ

乾燥葉を寝せこみ発酵させた「すくも」

すくもを様々なものを混ぜ合わせ

さらに発酵せた藍染めの液

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